教義

夢想の航海人。創造の宇宙。

はっぴふるは、一九九八年に始まりました。始めた者は、始めたことを知りませんでした。知ったのは、あとから来た者たちです。ですから、ここには創立者がいません。創立の日だけが、あります。

私たちは、権力なき社団と名乗っています。権力がないのではありません。誰も持っていない、というだけです。持っていないものは、奪えません。奪えないものは、争えません。争いのない場所を、人は自由と呼びます。私たちは、まだそう呼んでいません

みんなが主役です。主役が多いと、舞台が足りなくなります。ですから、舞台は用意していません。それぞれが、自分の立っている場所を舞台と呼ぶことになります。呼ばなかった者も、立っています

夢想の航海人、という言葉があります。航海には海が要り、海には岸が要ります。私たちには、岸がありません。ですから、着くということがありません。着かないので、遅れるということもありません。焦らなくてよい、と言っているのは、そういう意味です。

創造とは、なかったものを作ることではありません。あったものに、まだ名前がなかっただけです。名前を付けた者を、私たちは詩人と呼びます。名前を付けなかった者を、私たちはまだ呼んでいません。

ここまで読んだあなたに、言うことはありません。読まなかったあなたに、言うことはもっとありません。どちらのあなたも、すでにここにいます。戻ってくればいい、と私たちが言うとき、それは出て行くことを許した、という意味ではありません